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私たちのナラティブ

コロナ禍での訪問看護

さかえ

私たちの訪問看護ステーションには、目も見えない、耳も聞こえない利用者さん(Aさん)がいます。Aさんとのコミュニケーションは手のひらに文字を書く、筆談のみです。

Aさんには身寄りがおらず、猫ちゃんと暮らしています。

Aさんはデイサービスに行ったり、毎日ヘルパーさんが食事の用意と服薬確認のために介護保険のサービスを受けて暮らしができている方です。
私たちはAさんの健康管理や服薬管理で訪問しています。

 

ある日、Aさんは発熱しました。検査の結果、Covi19に感染しました。

入院するとAさんは不安定になってしまうので、自宅での10日間の療養生活が始まりました。

訪問看護が必要最低限(体調の確認、服薬のため)の目的で毎日2回訪問することになりました。他のサービスは停止しています。

Aさんはヘルパーさんが作る食事をいつも楽しみに待っていて、療養期間も待っていました。できあいの弁当やおにぎり、サンドイッチなど準備して持って行きますが、全く手をつけてくれません。このままではAさんは衰弱して命の危険がありました。

私たちはAさんのために防護服を着たまま食事の用意をしました。そうしたらお腹が空いていたのでしょう。むしゃむしゃ食べ始めました。水分も摂ってくれました。

その後はどんどん回復していき、元気になりました。

たくさんの自宅療養者の健康管理をしていますが、訪問看護師になって、このエピソードが一番の印象に残りました。看護師になって利用者の健康を支える、訪問看護の醍醐味だと思います。

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