私たちのナラティブ
命の尊さ 見守り 支える喜び
訪問依頼のあった小児の兄妹は品胎極低出生体重児です。3人そろって両親の所に退院することが出来ず、真ん中の子は気管切開をしているためまだ入院中。一番上と一番下の子は鼻腔から胃管を入れてミルクを飲んでいます。ご両親が外国人で祖国から遠く離れた日本に働きに来ており慣れない環境で暮らしています。
他の訪問看護ステーションの看護師さんたちと協力しながら訪問し、お風呂に入れて胃管の管理をし(すぐに引っこ抜いてしまうので)、日本語をほとんど話せないお母さんと日本語英語身振り手振り使えるものは何でも使って体調や生活についての相談をします。お母さんも体があまり丈夫ではなく、大変そうでしたが必死で子どもたちを育てています。ただお風呂や胃管の管理をしに行くのではなく、お母さんが本当に困っていることを支えるために同じ事業所の仲間が力を貸してくれて外国語の堪能な助産師さんがボランティアで訪問に同行してくれたこともありました。
経済的にも厳しく、健生会の違う職場の職員の方たちから暖かいメッセージと共にびっくりするほどたくさんのオムツ、子ども服、タオルなどが寄せられました。1回では到底運びきれず何度かに分けてお家に届けました。歩けるようになった時にはお洋服を喜んだ兄妹が看護師の前で着てくれてうれしそうにポーズをとってくれたことも。その喜ぶ顔を応援してくださった方たち一人一人に見せたいと心の底から思いました。
日々色々なアクシデントやハプニングが本当に本当にたくさんありながらも子どもたちは元気に大きくなっています。その笑顔を見ることは私たちにとって大きな喜びです。この仕事をしているからこその出逢い、かかわりを大切に。私たちもまた支えられ、日々成長しています。
※品胎極低出生体重児…3つ子
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