私たちのナラティブ
小さなことを共有できる職場
長くホームレスでいましたが事情があり、警察に保護されてサービス付き高齢者住宅に入居。その後も夏場エアコンをつけず、食事をとらず搬送を繰り返されていたところ依頼が来て訪問し、1年が過ぎました。
足が痛いため部屋にこもり、カーテンを閉め切って部屋から出るのは週に一度の入浴の時だけでした。ケアマネや施設スタッフからは、少しでも歩かせて廃用を食い止めてほしいと依頼がありました。そこで、施設の談話室に体重を測りに行ったり、少し玄関の外に出て外気を吸ったり、車いすを借りて散歩したりしましたが状況はあまり変わりませんでした。話すことも否定的なことが多かったのですが、ある日、仕事だったとび職の話をすると表情が変わりました。社長に会社を継いでくれと言われて嬉しかったこと。さらに仕事が評判になり、遠いところまで頼まれるようになりました。ですが腰を痛めてクビになったことで自暴自棄になったそうです。
何か良いアプローチ法があるのかとカンファレンスで共有しました。その後、他のスタッフが訪問した時、いつもは入浴前の訪問なのでしないのですが、乾燥して粉を吹いている顔に軟膏を塗り、よく話を聞いてもらいました。次の訪問では、自ら顔に軟膏を塗っており、表情が生き生きとして話すことも以前のように否定的なことは減っていました。又、他のスタッフには座ったままできる足のリハビリを教えてもらい、自ら行っています。
一人ではできないこともチームで関わることで良い方向に。小さな変化ですが日々共有していける職場です。