私たちのナラティブ
訪問看護のやりがい
病棟で勤務していたころ、一緒に勤めていた先輩から誘われて、アルバイトで始めたのが訪問看護でした。利用者様の生活の中に入り看護を提供するという環境が、当時の私にはとても新鮮に感じました。ケアマネジャー、介護職等の福祉職、行政等、医療職以外の職種の方々との協働も病院では経験が無く、それぞれの視点の違いも面白く、訪問看護をずっと続けたいと思いだしました。訪問看護について学び直しをしながら常勤として就職活動を行なっていたところ、ご縁があったのが健生会でした。
健生会に入職して感じたことは、利用者さまやご家族の医療面だけではなく、生活に深く入り込んで看護を行っているということでした。今でこそSDH(健康の社会的決定要因)という概念が定着していますが、入職当時はその概念について明確化はされていなかったと思います。健生会にはすでにSDHに注目したケアが行われていました。訪問看護の知識や技術だけではなく、社会情勢や生活背景を踏まえた上でどのような医療を提供していけばよいかという視点について、日々の訪問看護で利用者様や先輩看護師から学び、鍛えられました。また、現場で学べない知識・技術や深めたい学習の機会も多く、法人内外の研修にも勤務時間を利用して行かせていただきました。
訪問看護の醍醐味を実感できたころ、結婚・出産を経験し働き続けていましたが、2人目の育児休業明けに、育児と仕事の両立が大変になったため、常勤から非常勤となりました。少しずつ自分の環境を整えながら働き続け、今はまた常勤で働いています。柔軟な働き方ができた健生会の訪問看護ステーションに所属していたから、働き続けられたのだと思います。
訪問看護を始めてから15年以上が経ちました。訪問看護で培った経験値をまとめ、後進へ伝えていくことが出来ればと思っています。

その他の記事を見る
ご相談・お問い合わせ
CONTACT
訪問看護を利用するにあたり
ご不明点やご質問がございましたら
まずは各ステーションへお気軽に問い合わせください
※こちらの番号は代表に繋がります
訪問看護勤務ご希望の方は
訪問看護担当につなぐようお伝えください
受付時間 平日09:00~17:00