私たちのナラティブ
情報の共有と協働、在宅生活を支えるはたらきがけ
東中神訪問看護ステーションに入職し、7月で丸1年になります。理学療法士として昭島市全域を回らせていただいています。
朝、出勤したら気になるご利用者さまのカルテ情報を確認し、その上で生活状況を看護師の方々と共有します。私が訪問、介入した日の後をどう過ごされていたか、外気温の上下から体調の変化があったのかどうか、睡眠、飲水、食事、排泄は変わりないか、痛みの改善、増悪はどうか、転んでいないか、外出は安全にできているか、数え上げればキリがない位、知っておきたい事は沢山あります。
進行性の神経疾患に罹患し、長年独居で生活されていた方の訪問をさせていただいております。ご本人様からは、何としても身の回りの事は自分で行いたい、という希望が聞かれ、可能な限り動線確保・修正、転倒予防のための動作手順の伝達を行ってきました。今後、入浴動作が特に危険を伴うため、ご家族様、ケアマネージャー、担当看護師含め、関わりのある者同士での情報共有、意見交換を重ねてきました。ご本人様の了承を得て訪問看護等での入浴介助の導入が始まりました。また、あきしま相互病院からの往診も始まり、在宅生活を支えるための体制も厚くなっていくものと考えます。
ステーションは7月12日にあきしま相互病院建物内へ移転しました。病院と訪看ステーションの二つの機能が近くなり、今後さらなる地域への貢献が行える体制になっていくと思われます。その中で、自分自身もより一層、大好きな訪問の仕事の質を高めていきたいと思います。
最後に私自身の話をさせていただくと、同居する祖母が100歳で天寿を全うするまで、訪問看護の仕事をしていた母が中心となり、家族皆、家で見送る事ができました。私はその経験もあり、訪問介護の仕事、病院の理学療法士を経て、数年前から改めて訪問の仕事に従事しています。
自身の看取り経験や、理学療法士としての経験を積み重ねながら、ご利用者様、ご家族の生活、人生を如何によりよくできるかを考えながら介入を行ない、ステーション内での情報共有を密にし、安心して在宅生活を続けるためのお手伝いを行っています。
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