
当法人は新卒の看護師をすぐに訪問看護ステーションへの配置ではなく、立川相互病院での卒後教育の中に訪問看護を位置付け、卒後4年目で訪問看護ステーションに一度異動し訪問看護を経験するという形をとっています。よって、新卒者の応募は立川相互病院にしていただき、卒後教育の5つのコースがありますので、「訪問看護・在宅コース」を選んでいただきます。
健生会看護部卒後教育の「えらべる5つのコース」について
5つのコースとはジェネラルコース、老年看護コース、訪問看護・在宅コース、保健予防コース、助産師コースを言い、新卒者が入職時に選んでいただき、各コースのスケジュールに則り研修を受けます。
訪問看護に興味を持ち、訪問看護・在宅医療を研修の中で学びたい方の要望にこたえた形での研修です。
1年目から3年目は病棟配属とし、ジェネラルコースをベースに臨床看護を身に付け、並行して訪問看護の役割を学び、4年目で訪問看護ステーションに異動、在宅医療を支える看護師に育てます。病棟研修の期間中は担当する訪問看護ステーションでの同行訪問看護研修を組み込んでいます。
【各卒年研修目標】
卒後1年目:1年目は看護師として必要な基礎知識と安全安楽な看護技術を習得する時期です。
卒後2年目:日常看護に自信を持ち、病棟から地域へと視野を拡大し、生活と労働の場から患者を捉えることができることに力点をおきます。
卒後3年目:在宅から・入院となる過程、退院後の生活や労働を考えた継続看護を追及していきます。
卒後4年目:訪問看護ステーションへの異動、訪問看護ステーション新人教育を受けます。その研修内容は【教育支援制度】ページを参照下さい。

体験を重ねることで、思っていたよりもずっと広く利用者さんの受けられるサービスがあること、在宅での療養に必要とされている看護・介護の支援方法を知りました。
訪問看護師をめざして学校を卒業した私は、卒後研修がコース別で自分の目的がしっかり見える立川相互病院に就職しました。3年間、急性期病棟で疾患、技術を学び、入院している患者さんの日常生活援助や退院援助の経験を積みました。4年目で訪問看護ステーションに異動して、住み慣れた家で生活する患者さんが中心となる援助を大切にしています。