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お知らせ
  • 2014.10.30訪問看護日誌

人生を物語る最期「9月5日発行の東京民医連しんぶんに記事を載せました」

「輝け看護」
さかえ訪問看護ステーションでの在宅看取りの話です。
Sさん、肺癌、脳転移の80歳代の男性です。こつこつ働き、3人の子供を育てあげ、夫婦二人暮らしの方でした。子供や孫たちと住むことを夢見ていました。
訪問看護が始まったときはもう後頭部から肩にかけて癌の転移による痛みが出ていました。3日後にはベットサイドに5分も座っていられない状態になりました。でもお風呂が大好きなご本人の希望に沿って、痛みの少ない時間に訪問看護師が入浴介助することができました。
だんだん動けなくなる夫に奥様は「家で看ることはできない。入院してほしい」と訴えられました。
往診医と連絡を取り、入院できることを確認しました。
お子さんたちは週末家族会議を開き、自分たちでできることをしよう、順番で泊まって家で面倒を看ようということになりました。
訪問看護師たちも3~4/週訪問し、子供さんやお孫さんたちと一緒に体を拭いたり、着替えをしたりしました。お孫さんは、大好きなカラオケの音楽を耳元で流し、Sさんはにっこりして口ずさんでくれました。
3週間過ぎ、ご家族全員そろった夕食後、安らかな表情で息を引き取りました。残された家族も後悔しないように関わり、満足した時間を過ごせるように援助することも訪問看護の醍醐味でもあります。

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